先日、山登りの話をしましたが、この体験から考え方が大きく変わってきました。
山に登るには、すぐに戻れないから忘れ物をしてはいけない。自分の飲むもの食べるものは自分で担いでいく。自分が一歩一歩登らないと目的地に着かない。帰りも足が痛くても自分で進まなければ帰ることができない。すべて自分の力がないと何も行うことができません。事務所ではパソコンを叩いて一日が終わることができても、山の上では石を踏みしめ前へ進むことから始まります。
これからの時代は、便利な世の中から自力で活動する時代に変わってくる気がしています。
今はパソコンがあれば仕事ができる世の中ですが、食料ひとつとっても自給しすべて自分の知恵と力で生きていくことになります。

世界を見渡すとメキシコ湾の原油流出などこれから食料危機の原因になることが実際に起こっています。
流出した原油を中和させる薬剤がどんどん撒かれています。
これがハリケーンや自然蒸発などによって雨となり作物のうえに降り注いでいます。
この薬剤は原油の4倍の毒があるそうで、実際に作物が枯れ始めているようです。
アメリカ南東部は人が住めない地域となる可能性もあります。

これからは、すべての人があらゆる出来事に何を考え何を行動するのか、そして自立で生きていく力を試される時代となります。
今回、私は山登りを通じて、今何を考えるのか、自分はどんな行動を行おうとしているのか、自力の大切さ、つらさを考える貴重な体験をすることができました。